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2009年09月29日

孫子の兵法

私が今まで購入した本の中で一番うれしかったのは孫子の兵法を入手した時です。

初めて孫子を入手したのは約20年前(当時私は大学生でした)でした。
当時から私は歴史物の本が好きで、孫子の兵法はその中でよく出てくるキーワードでした。

ある本によると、当時の中国(紀元200年ごろ)で1億銭で販売されている等々の話があったりしたものですから、現代日本で入手するには数千円すると漠然と考えていたものです。

それが、近所の本屋で600円(確かこの金額)で販売されてました。

昔は1億銭したものが600円で買えるとはなんていい時代になったものだと思い、購入しました。
読んでみるとなかなか面白いもので、その後様々な兵法書を購入して読むことになってしまいました。(相変わらずはまると深堀してしまう)

簡単に孫子を述べると、武教七書(孫子、呉子、尉繚子、六韜、三略、司馬法、李衛公問対)の1つで、その筆頭格。

紀元前500年頃呉に仕え、その勢力拡大に貢献した孫武が記したとされる。(異説としては孫子の弟子が書いたもしくは後世の人が孫氏の活躍や言行を調べて書物としたという説あり。)

漢書(紀元100年頃)芸文志・兵権謀家類において、「呉孫子兵法」82巻・図9巻とあるが現存する物は13編です。
82編あると書かれたのが間違いなのか、長い歴史の中で失われて13編になったのか、13編にまとめられたのか・・・。
現状、明確な答えは出ていません。

また、現存する孫子は三国志の時代に活躍した魏の武帝(曹操)が注釈を書き加えた物しか残っていません。

実際読んでみるとそんなに「目から鱗や」と思う事が書いているわけではないし、どちらかといえば当たり前の事が多く書いてます。

でも、この本は奥が深いですよ。

武田信玄の座右の銘(風林火山は孫子の「その疾きこと風の如し、静かなること林の如し、侵略すること日の如し、動かざること山の如し」は孫子の一説)はあまりにも有名ですが、その他ナポレオンが常に持っていたり、ドイツのヴィルヘルムU世は「この本を知っていれば第一次世界大戦を起こすことはなかった」と語っています。

また、20年近く前ですが、湾岸戦争が勃発しましたが、これも両軍共に孫子の兵法をもちいていたことがスクープされていました。

孫子の兵法というのは戦いに勝つために研究されて書かれた物の為、戦争以外に役立たないと思われがちですが、それは誤りです。

孫子が一番訴えているのは「戦わずして勝つ」ということになります。
(もちろん、一三編 用間編 要はスパイについて書かれたもの等は役に立たない部分もありますが・・・。)

孫子の記述の中で私の好きなエピソードは「常山の蛇」です。

「常山の蛇は頭を攻められたら尻尾が襲い、尻尾を攻められたら頭が襲う。体を攻められたら頭と尻尾が襲ってくるというように常に柔軟でなければならない。」と書かれています。また、同じような表現に「兵は水にかたどる。水はどんなものにあたってもその場その場で形を変える。水に常形なし、兵に常形なし。」というのもあります。

要は柔軟に対応しないといけないということで、はっきり言ってそれを実現するのはかなり難しいのですが・・・。

現在、世界的に大不況となっております。
企業のトップは色々と対応策を考えたりビジネスノウハウ本のような物を読んだりされているでしょうが、基本に立ち返り「孫子の兵法」を読まれてはいかがと思われます。

恐らく現状を打破する為の答えがあるのではないでしょうか・・・。


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posted by たか at 20:24| Comment(0) | 兵法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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