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2010年03月31日

劉備玄徳の不思議な魅力

もし、タイムマシーンができて過去に行けたなら…。

私が一番会ってみたい人物は劉備玄徳(リュウビゲントク/玄徳は字)です。

有名な話で、三国志には正史の三国志と三国志演義(正史を基にした小説)があり(このブログでも取り上げてきましたが…)、劉備玄徳は三国志演義の前半の主人公です。
(後半は諸葛亮孔明/ショカツリョウコウメイ が主人公のようなもの。)

三国志といわれる時代の三国の一角、蜀(ショク)の皇帝を名乗った男です。

三国志演義では、この人は聖人君子でとにかく誠実。
涙もろく、情に深い君主として描かれています。

まあ、完全な善玉なんですが…。

何故、この人に会ってみたいかというと、そういう善玉の像にあこがれを描いて、会ってみたい訳ではありません。

正直、あの乱世を生き抜いてきた人ですし、しかも、この人ほど多くの苦労をした人もいないのでは…と思って見ると、一筋縄ではいかない人物だったと想像されます。

私が会って見たい理由は…。

この人の戦績を見てみると、黄巾の乱のような素人相手の戦では強かったのかもしれませんが、群雄割拠の世の中における戦争は、8割〜9割は負けてます。

しかも、城や領土を失って放浪する事もしばしば…。

にもかかわらず、関羽(カンウ)、張飛(チョウヒ)、趙雲(チョウウン)等の、当時では超一流の武将や、諸葛亮(ショカツリョウ)等のこちらも当時では超一流の智将が損得勘定抜きでつき従ってます。

「その魅力はいったいどこにあるんだろう?」という疑問をずっと抱いてます。

前漢の中山靖王劉勝(チュウザンセイオウリュウショウ)の末裔とされていて、皇室につながっているなんて話になってますが、これはあくまで自称ですから…。

ちなみに、中山靖王というのはまあ、中山国(チュウザンコク)の王という事で、中山というのは当時の中国にあった地名です。

この劉勝、どんな人だったかというと…。

酒好きかつ女好きであり、淫色に耽った王で、子は50人以上いたそうです。
(孫も合わせて120人以上の子をなしているなんて記載を見た事がありますが、孫ってこの人の子としてカウントしていんだろうか…。)

生年はわからないですが、没年は紀元前113年だそうです。

劉備が活躍した頃は200年前後です。

となると、劉勝の歿後、約300年くらいたった後に現れたのが劉備です。

その頃には劉勝の末裔って何千人いたんでしょうね。

恐らく、そこに目を付けて称したのではないかと勝手にひとり納得しています。

そんな怪しい系譜に対して関羽や張飛、趙雲、諸葛亮と言った面々が忠誠を誓った訳ではないと思います。

むしろ、劉備自身に人を引き付ける魅力があったと考えるべきなんでしょうね。

あの暴れん坊の関羽や張飛が絶対服従した唯一の人ですからね。
(関羽、張飛との出会いについての私見は2009年10月7日の関羽の項に記載させて頂いております。ファンブログ版をご覧の方はリンク集から「私的歴史道seesaa版」をクリックしていただければご覧いただく事が出来ます。)

案外、聖人君子の魅力ではなく、親分肌で兄貴分の魅力をもった男だったんでは?と考えています。

ちなみに、昔は聖人君子像の劉備ばかりでしたが、最近ではそういう書き方をされている方がむしろ減っているのでは?と思います。

どちらにしろ、この人の不思議な魅力は文面ではなく、会って確かめたいと思ってしまう訳です。




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posted by たか at 02:45| Comment(0) | 三国志 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月29日

龍馬伝第13話を見て

とうとう、東洋が斬られましたね。

なかなか見せてくれるシーンでした。

いよいよ武市の暴走が本格的に始まりますね。

また、龍馬も脱藩しました。

しんみりと見せる、良いシーンでしたね。

ちょっと、先週までの流れからいきなり駆け足で脱藩まで来たような話になりましたね。

そこの駆け足がちょっと残念でした。
(なんか、今までのストーリーの時間軸のスピードがここだけ、早くなったような…。)

次週から、ちょっと楽しそうですね。

早くみたい気がしています。



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posted by たか at 00:55| Comment(0) | 幕末 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月27日

曹操の嫉妬?

この所ばたばたとしてましてブログをアップできてませんでした。
すみません。

本日は曹操(ソウソウ)の嫉妬?について記載したいと思います。

このブログでも何度も書いてきましたが、世に三国志と呼ばれる物は二つあります。

まずは正史三国志。

こちらは中国にて正式な歴史と認められている書物で陳寿(チンジュ)という人が記載した物。

もうひとつは三国志演義(三国演義、三国通俗演義)といい、正史三国志を元にこの時代を描いた時代小説で中国四大奇書のひとつです。
著者については、一般的には羅貫中(ラカンチュウ)が記載したとされています。
(施耐庵/シタイアンという説もあるらしいです。)

ちなみに、日本で三国志と言えば一般的には三国志演義を指します。
(吉川三国志、横山三国志も三国志演義です。)

そんな中で、本日の記事「曹操の嫉妬?」については三国志演義を元にして記載します。

曹操は三国志演義の中でよく「劉備(リュウビ)には関羽(カンウ)、張飛(チョウヒ)という忠臣がいてうらやましい。」といったような記述があります。

しかし、曹操には「典韋(テンイ)」「許チョ(環境依存漢字の為ブログに表示されません。)」と言った無二の忠臣がいます。

勿論、夏侯惇(カコウトン)をはじめとする血縁関係も忠臣ぞろいですが…。

典韋は曹操のボディーガードでその最後は曹操を守って敵の矢を全身に矢を浴びてハリネズミのようになって死んだ男ですし、許チョは典韋の死んだ後に曹操のボディーガードとして活躍した男で、曹操が寝ているときは例え親族が訪ねてきても絶対に部屋に入れなかった程の忠節ぶり。

どっちも劉備に対する関羽、張飛に劣らず忠臣だと思うのですが…。

劉備をうらやましがる曹操は…やはり根っからの人材マニアだったんですね。

以前も記載しましたが、曹操という男は本当に多彩な能力を持っていた人ですが、普通そういう人は自分の才能を頼んで人の力を借りなかったり、全て自分でしてしまったりという人が多いです。

しかしながら曹操はそうせず、有能な人材を求め続けました。

彼は「求賢令」というものを何度か出しています。

これは賢人を求めるという事で、広く在野の士を募った条例で、家柄や品行が悪くても才能さえあれば用いるという内容です。

これは儒教社会の当時としてはセンセーショナルな事です。

儒教社会では、見た目とか品行、家柄と言った事がかなり重要視されてました。

当然、官途に就く(就職)為の最重要項目がそういった内容になります。

才能はその次なんですね。

現代に生きる我々からすれば信じられない事ですが、当時はそれが当たり前でした。

そこに「唯才是挙/ただ、才能のみを挙げよ」という方針を出したのは本当に当時としては異例の事です。

曹操という人は本当に才能を愛し、人材を愛したという良い例ですね。

だから曹操は関羽、張飛に囲まれている劉備に嫉妬をした訳ではなく、関羽、張飛という才能を自分の手元に置けないが故に、劉備に対して嫉妬をしていたんでしょうね。




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posted by たか at 00:59| Comment(88) | 三国志 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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